※ 2026年8月下旬 発送予定
発売日: 2026/08/19
全クラウトロック~モダン・アンビエント・リスナーに届いてほしい、中国雲南・大理発の見落とされた真珠!
歓慶と廖凱による電子音楽デュオ、雲土境樂隊が2019年に〈Modern Sky〉傘下〈BadHead〉から発表した、国外ではほとんど知られてこなかった恐るべき傑作──『雲土境』が、〈Sad Disco〉より待望の初日本盤CD化!
2016年に大理で結成された彼らは、廖凱の「雲境」と歓慶の「土境」という二つの感覚を軸に、全10曲を二枚組で構成している。
彼らのユニット名と同じ『雲土境』という表題の重要な意味のひとつは、本作が彼らにとって最初の電子音楽作品であるという点にある。同時に、中国の古語において「雲土」は、幻覚や鎮痛作用を齎す様々な薬草の総称でもある。
本作の魅力は、ニューエイジ、ミニマル、チルアウト、コスミッシェ、アンビエント、民族音楽的感覚までを自在に往還した、静かでありながら深遠な音響世界にある。廖凱の楽曲群は、シンセサイザーや電子処理によって、空気や水蒸気がゆっくり形を変えていくような浮遊感を描き出す。一方、歓慶の楽曲群では、口簧琴をはじめとする土着的な響きと電子音が重なり、より大地に根ざした、儀式的な感触が前面化している。
決して、派手な展開で聴かせるような作品ではない──反復と余白、倍音と持続によって、聴き手をじわじわと〈内省〉へと導いていく一枚である。雲と土、空と地、非物質と物質が往復するような、東洋的な循環の感覚が全体を静かに貫く。
「私たちはそれぞれの領域を耕しながら、同時に一つの場を共に耕している。雲と土が重なり合い、〈境〉となるのです。」(歓慶)
Brian Eno以降のアンビエントや、クラウトロック由来の持続感覚、さらに民族楽器の響きに惹かれる耳にこそ強くレコメンドしたい一枚。
【雲土境樂隊】
雲土境樂隊は、2014年に大理で出会った歓慶と廖凱によって、2016年末に中国・雲南省大理で結成された電子音楽デュオ。
影響を受けたアーティストとしては、Pink Floyd、Kraftwerk、Brian Eno、坂本龍一、?唯、朱芳?などの名が挙がる。
廖凱が「雲境(Clouds)」、歓慶が「土境(Lands)」を担い、それぞれの感覚を持ち寄りながら一つの〈境〉を形づくるという発想がグループの核にある。
2019年、〈Modern Sky〉傘下の〈BadHead〉より、同名アルバム『雲土境』を2CD作品として発表。
アルバムは二人が各5曲ずつを持ち寄った構成で、アンビエント、ミニマル、ニューエイジ、サイケ、民族的要素、チルアウト感覚が自然に交差していく。歓慶は中国西南部の音文化や口簧琴にも深く関わってきた人物であり、その背景も本作の土着的な響きに独特の深みを与えている。ジャケットには庄輝の作品『祁連山系』、題字には楊一の書が用いられている。
マスタリング:中村宗一郎
(Peace Music Studio/ex-White Heaven)
disc 1 (CLOUDS)
1.云境No.1
2.云境No.2
3.云境No.3
4.云境No.4
5.云境No.5
disc2 (LANDS)
1.土境No.1
2.土境No.2
3.土境No.3
4.土境No.4
5.土境No.5