
アフロ・バイーアの豊潤なリズムに、ストラヴィンスキーの再解釈、
マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』からドン・チェリー率いたコドナの世界までを統合した、現代アフロ・ブラジル版スピリチュアル・ジャズ。ブラジル・リオ出身のトランペット奏者ジョゼ・アリマテアの新作が、現代ブラジルの最重要レーベル、ホシナンチより登場。
ジョアン・ドナート、レニー・アンドラーヂ、パウロ・モウラといった伝説的な音楽家と共演してきたリオ出身のトランペット奏者ジョゼ・アリマテアの、2016年以来となる新作がこの『ブレージョ・ダス・アルマス』(魂たちの沼地)である。
プロデュースはホシナンチ・レーベル主催のシルヴィオ・フラーガ、そして『バシア・ド・コブリ』でオリジナリティあふれるアフロ・ブラジリアン・ピアノを披露したマルセロ・ガルテルが担当。そのマルセロ・ガルテル(ピアノ/オルガン)を筆頭に、レジソン・ガルテル(ダブルベース)、ルイジーニョ・ド・ジェージ(パーカッション)といった同レーベルおなじみの面子による、複雑で緊迫感あふれるアンサンブルと、リリカルでありながらトリッキー、熱狂と畏敬が混在した思索的ともいえるトランペットを聴かせるアリマテアの演奏は、祝祭的でありながらも瞑想のようでもあり、さながら現代ブラジルのスピリチュアル・ジャズといった趣だ。
レパートリーもユニークで、強烈なポリリズムが躍動する表題曲をはじめ、昨今再評価著しいメアリー・ルー・ウィリアムスへのトリビュート曲、さらにはストラヴィンスキーの再解釈までを収録と、鋭敏な洞察力と問題意識を持つホシナンチらしい曲ばかり。ブラジルを代表する画家アントニオ・バンデイラのドローイングをあしらったアートワークも音楽性とベストマッチ。細部にまで彼らの美意識が反映された総合芸術ともいえる作品に仕上がっている。
■パーソネル :
José Arimatéa: trumpet
Ldson Galter: double bass
Luizinho do Jêje: atabaques, agogô, caixa, prato de condução, repique, vocal & guitar (track4)
Marcelo Galter: piano, organ
Sylvio Fraga: guitar (track2, 6)
■トラックリスト :
1. Corneteiro Lopes (Marcelo Galter)
2. Mary Lou (Marcelo Galter / Sylvio Fraga)
3. Três peças para clarineta solo (Ígor Stravinsky)
4. Brejo das almas (José Arimatéa / Luizinho do Jêje / Marcelo Galter / Sylvio Fraga)
5. Guru Guru (Marcelo Galter)
6. Eu me recordo (Sylvio Fraga / Marcelo Galter)
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