
発売日: 2013/05/08
山下洋輔(P)、中村誠一(S)、森山威男(D)。
記念すべき「山下トリオ」の処女作。
1969年7月、バリケード封鎖された早稲田大学構内で行なわれた山下洋輔トリオの壮絶な、壮絶としかいいようのない演奏を収めたライブ盤。
71年、麿赤児と立松和平の自主制作LPとして発売。
アジ演説(M1)から始まり、それをぶった切るかのようにスタートする山下洋輔永遠のテーマたる「テーマ」(M2)は高速/爆音/疾走/音の洪水なるスイングが15分強、肘打ち連発!中村誠一作「木喰」(M3)は、そのソプラノがスピリチュアルに響き渡るバラードに始まり、しかし狂宴の乱へ。そして全てにおいて疾風怒涛・森山威男ドラミングの凄まじさたるや。異様なハイテンションで60年代新宿を代表し昭和の熱い時代を切り取った一大ドキュメント。
解説:平岡正明