

発売日: 2022年9月21日
1983年のバンド結成以来、正統派HRを追及し続けるSIEGFRIED。ジャパニーズ・ハードロックの傑作と名高い1stアルバム『REMAINS』(2002年)に、シングル『THE END OF ETERNITY』(2004年)を追加収録してのリイシュー。
メンバー・チェンジが多いながらも、バンド史上最も長く継続した荒木 真為<Vo>、田口 正樹<G>、高木 修三<B>、関 高生<Ds>、保田 英器<Key>というラインナップにて制作された2作品。
愁いを帯びた重くしなやかなリフ・ワーク、壮言に楽曲を彩るキーボード、タイトでシャープなリズムが一体となり、スケールの大きなハードロック・サウンドを展開。また伸びやかで時に艶やかに時に力強く多彩な表現力で魅了する荒木のヴォーカルは素晴らしく、重厚なバッキングと対等に張り合う力量をみせる。
スピーディーなリフがけん引するオープニングの「EMBODIMENT」、印象的なフレーズが紡ぎだす世界観が見事な「HILL OF GRIEF」、パワフルなアップテンポの佳曲「BORN TO DIE」、多彩なギターワークが冴えわたる「EVENT HORIZON」等々、長尺の楽曲が多いながらも時間を感じさせず、楽曲の完成度と隙のない構成力で一気に聴かせる手腕は見事だ。
BLACK SABBATHの『HEADLESS CROSS』(1989年)や『TYR』(1990年)を彷彿とさせるその音楽性は「バーミンガム・メタル」と称され、SIEGFRIEDにしか表現しえないハードロック・サウンドを形成するに至っている。
ジャパニーズ・ハードロックのマスターピースといえる極上のハードロック・サウンドを是非とも楽しんでいただきたい。
<収録曲>
01. EMBODIMENT
02. HILL OF GRIEF
03. THE SERPENT(Instrumental)
04. UNPLEASANT FRIDAY
05. AGAINST THE SUN
06. BORN TO DIE
07. EVENT HORIZON
08. TENDER TRUTH
09. FORTUNE TELLER
10. THE END OF ETERNITY
11. AGAINST THE SUN (Vocal Retake & Re-Mix Version)
Track 1~9 『REMAINS』
Track 10、11 『THE END OF ETERNITY』
<メンバー>
Mai Araki <Vo>
Masaki Taguchi <G>
Shuzo Takagi <B>
Takao Seki <Ds>
Eiki Yasuda <Key>
GUEST PLAYER
Koni:GUITAR Solo (on track 4)