
折坂悠太の楽曲への参加等、勢いが止まらないサム・ゲンデルが、11歳の少女と完全即興で創り上げた奇跡の
1枚がCDリリース決定!!クリエイティブとはどういうことか、イマジネーションとはなにか、なぜ人は音楽を紡ぐのかと
いうことを考えずにはいられない、アートのもつ普遍的で根源的な美しさが結晶された、圧倒的な作品!!
サム・ゲンデルが当時11歳の少女アントニア・サイトリノウィックスと録音した作品「Live a Little」をリリース。
本作はある夏の終わりの午後にサム・ゲンデルの自宅で録音されたもので、「作品をつくる」といった計画も話し合いも何もないまま自然に始まり、アイデアがなくなった時、終わったと思った時に終了したという、完全即興で創り上げられた作品だ。(その録音に、1~3パートを加えて仕上げたとのこと)。しかも、アントニアは音楽教育を受けていないにも関わらず、サムの演奏に合わせメロディと詩を自然に紡いだということで、本作はまさにその瞬間を、その録音順で収めた驚異的な作品。
これまで「Satin Doll」や大作「Fresh Bread」、サム・ウィルクスとの「Music for Saxophone & Bass Guitar」などで高い評価を得て、折坂悠太の楽曲への参加など、日本での知名度も上がるサム・ゲンデルですが、そのどれとも異なる、クリエイティブとはどういうことか、イマジネーションとはなにか、なぜ人は音楽を紡ぐのかということを考えずにはいられない、アートのもつ普遍的で根源的な美しさが結晶された、感動的な作品に仕上がっている。
11歳の少女が口遊んだメロディと歌詞に、サム・ゲンデルが導かれて演奏するなんて、出来すぎた話だと思った。でも、このアルバムには、その奇蹟的で美しい即興の交わりが確かに収められている。サム・ゲンデルのディスコグラフィーの中で、最もイマジネイティヴで希望に満ちた作品として、このアルバムは残ると思う。
(原雅明)
■Antonia Cytrynowicz - voice
Sam Gendel - synth guitar, synthetic nylon bass, sine synth guitar, nylon guitar, electric guitar, synthesizer, soprano saxophone, alto saxophone, horn, organ, keyboards, percussion, drum
1.THERE'S NO TELLING
2.A SIGN
3.WONDERING, WAITING 03:15
4.SOMETHING REAL
5.TREASURE THAT I TREASURE
6.SECONDS ROLLING BY
7.BLIND
8.LIGHTLY
9.LEAP
10.CLOUDS IN ME
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